アミューズに所属することになった中元すず香は、2007年4月9日(小学4年生、9歳)、アミューズ第2回スターキッズオーディションに挑みました。
以前触れたように、アミューズがモデル部門に進出したのは2004年から。この2004年というのは空前の小中学生向けファッション誌ブームの時代で、6誌もの雑誌がしのぎを削っていた。
そんななか、後発組のアミューズは、アミューズWILL事業部としてモデル部門(アミューズモデルス)を立ち上げ、新規事業を任せられた事業部の社員は、ひたすら新人発掘に邁進することになる。
2005年にはオーディション情報誌「De-View」とコラボし、華々しく「第1回アミューズ王子様お姫様オーディション」を開催。子供ファッション雑誌「Kids Style」(オリコン)でモデルをしていた武藤彩未(むとうあやみ)、飯田來麗(いいだらうら)らを獲得するほか、三吉彩花(みよしあやか)を原宿でスカウトするなどし、あの手この手で金の卵たちの発掘に努める。
2006年には前年に続いて「第2回アミューズ王子様お姫様オーディション」を開催するほか、新たに「アミューズ第1回スターキッズオーディション」も開催。
キッズモデル界の他の事務所は黒船アミューズの攻勢に恐れおののいたことでしょう。
Kids Styleの表紙を飾る武藤彩未(中央)と飯田來麗(左) ちゃおモデルの頃の三吉彩花
そして、2007年にアミューズが子供向け商品メーカー大手のバンダイと組んで実施したのが「アミューズ第2回スターキッズオーディション」
募集要項はこんな感じ
アミューズ第2回スターキッズオーディション
元気な全国のキッズたちを募集中。
上野樹里、平岡祐太、小出恵介、三浦春馬ら活躍中の役者、アーティストが所属するアミューズが、去年に引き続きキッズだけのオーディションを行なう。現在『天才てれびくんMAX』に出演中の小関祐太ほかたくさんのキッズが活躍中で、彼らに続くスターキッズを募集中。オーディションに合格すると、アミューズに所属し、東京か大阪でのレッスンに参加しながら、CMやドラマ、映画などへの出演に向けてバックアップを受ける。応募要項
【主催 / 会社名】 主催:(株)アミューズ
【資格】3月時点で4歳~12歳(小学生)の男女。自薦・他薦不問。
【応募方法】 上半身(アップ)・全身の写真2枚を貼付した履歴書と、一次審査の場所・日時を連絡するための返信用封筒(80円切手を貼ったもの。応募者の住所・名前を表面に記入すること)を同封して郵送。※書類漏れがあった場合は審査の対象とならないので注意。
【募集締切日】2007-03-12 必着
【宛先】〒150-8570東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー12F ㈱アミューズ「第2回スターキッズ全員面接オーディション」D係
【選考方法】80円切手を貼り、応募者の住所氏名を記入した返信用封筒を同封して郵送した応募者全員に一次審査の場所、日時を郵送で連絡。1次選考/3月末(春休み時期)に東京・福岡・関西にて面接を実施予定。応募状況により、開催地が変更になる場合もあり。その後、4月上旬に最終面接を行ない合格者を決定。
【審査会場】 関東 / 甲信越, 関西, 九州 / 沖縄
【合格後】アミューズに所属。(レッスンは東京と大阪で受けられます。)
参照:http://kids-deview.jugem.jp/?eid=7
応募要項には書いてませんが、バンダイとのコラボということで、バンダイ本社を会場として最終選考が行われました。
最終選考には4歳から11歳までの20名のキッズたちが集合。特技披露ではレベルの高いダンスや歌の一方で、折り紙やピアニカ、校長先生のものまねが飛び出すなど、緊張感のなかにも子供オーディションらしい楽しい雰囲気がただよう。
その後、ヘアアレンジをしての写真撮影、本人たちが設定を考えて行なうお芝居の審査を経て、グランプリを含む5つの賞が決定。
引用:http://www.oricon.co.jp/news/43640/full/
ここで中元すず香は見事に準グランプリを獲得します。
全国の精鋭が集うなかでの受賞。とても嬉しかったことでしょう。すぅちゃんは満面の笑みを見せてくれています。
・準グランプリ獲得については、直接的なソースが散逸してしまっているようですが、アミューズのプロフィール欄並びにASHの卒業生紹介欄にはっきりと記載されています。
http://artist.amuse.co.jp/artist/nakamoto_suzuka/
http://www.tss-tv.co.jp/actors/obog/index.html
・中元すず香は4歳のときバンダイ「ジュエルドロップ」のイメージガールグランプリを受賞しており、バンダイさんとは不思議なご縁があるようです。
・上で引用したオリコンの記事には、アミューズ、オスカー、研音などの大手芸能事務所によるキッズ獲得合戦についても触れているのでぜひご一読してみてください。