2013年5月18日、BABYMETALはZepp DiverCity TOKYOにて「BABYMETAL DEATH MATCH TOUR 2013 -五月革命- BATTLE-3」(昼の部) 並びに「BABYMETAL DEATH MATCH TOUR 2013 -五月革命- FINAL BATTLE」(夜の部)を開催。
内容や構成はBATTLE1、BATTLE2とほぼ同じなため、駆け足で見ていく。
BATTLE-3
当日の模様を伝えるブログ
https://ameblo.jp/waffle-b/entry-11533805885.html
https://blogs.yahoo.co.jp/black_sep24/31828145.html
https://ameblo.jp/ppphive/entry-11533453676.html
http://blog.livedoor.jp/babymetalfan/archives/29910916.html
http://secretdesire.blog14.fc2.com/blog-entry-2679.html
紙芝居1
1.イジメ、ダメ、ゼッタイ
2.君とアニメが見たい -Answer for Animation With You-
紙芝居2
3.革命のエチュード
4.おねだり大作戦
5.紅月
6.ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
紙芝居3
「唐(中国)」でメタルマスターの「楊貴妃」と出会う"BABYMETAL"。
楊貴妃は言った。
「ホントのメタルを手に入れるには忍耐力が必要だ」
モッシュッシュ…
YUIMETALとMOAMETALは背中合わせになりひたすらおしくらまんじゅうを続けた。
引用:https://ameblo.jp/waffle-b/entry-11533805885.html
今回伝授された技は「モッシュッシュ」
7.いいね!
(「いいね!」はモッシュすべき曲だったのか・・・)
出典:https://okmusic.jp/news/21873
9.ヘドバンギャー!!
紙芝居4
過酷な試練を乗り越えBABYMETALは唐で忍耐力を手に入れた。
楊貴妃は言った
「オマエのものはオレのもの」
楊貴妃はBABYMETALをメタルの使者と認めMOAMETALにひとつの教典を託す
その教典は自由を司る女神の書
教典はみるみる内にその姿をエンブレムへと変え合体するのだ
はたしてエンブレムの示す意味とは!?
次回BABYMETAL DEATH MATCH FINAL BATTLE
開け、MOAMETALの四次元ポケット
引用:https://ameblo.jp/waffle-b/entry-11533805885.html
このライブの写真はたった一つしか見つけられませんでしたが、衣装は「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の頃のものでした。
終演後のBABYMETAL公式ツイッター
「 BATTLE-3」盛り上がった!!今回メタルマスターから教えてもらった技は「モッシュッシュ」!!衣装は「イジメ、ダメ、ゼッタイ」のスタイルで登場!!いよいよ最終公演「FINAL BATTLE」はっじまっるよ〜!! pic.twitter.com/g2PmRz9nD2
— BABYMETAL (@BABYMETAL_JAPAN) 2013年5月18日
FINAL BATTLE
当日の模様を伝えるブログ
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http://babymetal-bio.com/archives/7768
http://blog.livedoor.jp/babymetalfan/archives/29911925.html
https://ameblo.jp/grasshopperhope/entry-11536719105.html
http://kahyan.blog.fc2.com/blog-entry-187.html
全公演まとめ記事
https://mantan-web.jp/article/20130518dog00m200024000c.html
https://www.barks.jp/news/?id=1000090429
http://natalie.mu/music/news/90927
http://tower.jp/article/news/2013/05/19/n02
https://okmusic.jp/news/21873
紙芝居1
1 BABYMETAL DEATH
BABYMETALは新衣装で登場
(ニューシングル「メギツネ」のリリースが発表されていたため、「メギツネ」の衣装と見当をつけ、新曲の披露があると期待した人もいた模様)
2 いいね!
3 君とアニメが見たい~Answer for Animation With You
紙芝居2
4 革命のエチュード
5 おねだり大作戦
6 紅月-アカツキ-
紙芝居3
フランスでメタルマスターのジャンヌダルクと出会うBABYMETAL
ジャンヌダルクは言った。
「ホントのメタルを手に入れるには誇りが必要だ」
キツネサイン…
BABYMETALはキツネサインを掲げ輪になって踊り、嵐を巻き起こすのであった。
引用:https://ameblo.jp/waffle-b/entry-11535219427.html
次曲は「Cath me if you can」。伝授された技は「キツネサイン」なのですが、ポイントは「輪になって踊り、嵐を巻き起こす」ですね。
後世の我々はピンときますが、当時から敏感に感じ取っている人がいるのがさすが。
回転がどうこうというのも言ってたから、多分、サークル(サークルモッシュ?)も促したっぽい?
引用:https://ameblo.jp/grasshopperhope/entry-11536719105.html
8 Cath me if you can
サークルモッシュを促された観客ですが、この日は圧縮具合が凄すぎたため不発。メイトたちは次のライブでサークルモッシュのリベンジを果たすことになる。
9 ヘドバンギャー!!
この曲終わりでBABYMETALは「しーゆー♪」でいったんはけた。
「アンコール!」の声に促されるようにして紙芝居が始まる。
紙芝居4
過酷な試練を乗り越えBABYMETALはフランスで誇りを手に入れた。
ジャンヌダルクは言った。
「No.1にならなくてもいい もともと特別なOnly oneになりなさい」
ジャンヌダルクはBABYMETALをメタルの使者と認め最後の教典を託す。
その教典はキツネ様のブラックアルバムであった。遂にエンブレムが揃い、夏の夜空にメタルマスター座が描かれ、メタルマスターへの扉が開かれる。
あのメタルマスター達が集う天下一メタル武道会に出場するのだ。2013年8月10日(土)
千葉県 QVCマリンフィールド&幕張メッセ2013年8月11日(日)
大阪府 舞洲サマーソニック大阪特設会場SUMEER SONIC 2013 出場!
なんとサマーソニックへの出演が発表された。
10 イジメ、ダメ、ゼッタイ
最後は 「We are?」「BABYMETAL!」のあとに、SU-METALの「サマーソニックで会いましょう!」「しーゆー♪」で締め、エンディング。
こうして、BABYMETALがさくら学院から独立してからの初めての活動では、BABYMETALが生バンド路線でいくことが明らかとなり、「メタルマスター」が集うサマーソニックが次の大きな目標であることが示された。
(「BABYMETAL DEATH MATCH TOUR 2013 -五月革命-」が発表されたときは「6月30日のNHKホールワンマンライブに向けて“修行”ライブツアー」とされていた)
終演後のBABYMETAL
「BABYMETAL DEATH MATCH TOUR 2013 -五月革命-」終了!!皆様ありがとうございました!!修行を経て、サマソニに参戦!!メタルマスターへの扉が開かれます!!来週は初野外フェス「METROCK 2013」!! pic.twitter.com/Yo0DSE8xqk
— BABYMETAL (@BABYMETAL_JAPAN) 2013年5月18日
YUIMETALのさくら学院日誌
https://ameblo.jp/sakuragakuin/entry-11534875471.html
ゆいちゃんの日誌は、それぞれのライブで何の技が伝授されたのか、衣装はどういう意味だったのか、最後の衣装はやはりメギツネのものだった等が実にわかりやすく語られています。
ライブ最終日にはさくら学院の仲間も来てたんですね。
さて、この五月革命については、様々なオマージュが至ることろに散りばめられていましたが(ドラゴンボールとか北斗の拳とかドラえもんとか・・・)、見る人が見ればとにかくメタリカリスペクトだったとのこと。
アンコールの大合唱に呼ばれ、再び映像が流れだす。
(中略)
彼女たちが次に向かう先は、なんとサマソニ!
8/10幕張、11大阪に参戦することが発表された。
彼女たちを導くメタルマスターとして、今年のヘッドライナーらしき4人組のシルエットが浮かび上がり、もしかしたら?の期待も高まってきた。
2013年6月10日発売MARQUEE vol.97掲載ライブレポ
そして、スクリーンには衝撃の予告が映し出される。何と、2013年8月10日、11日と、サマーソニックに出演決定。そう、あのメタルマスター達が集う「天下一メタル武道会」に参戦するのだ。ジェイムズ似のキャラクター、メタリカチックなBGM、開演前に流れていたベスト・オブ・メタリカな選曲。ここですべての辻褄が合った。そして、この時に流れていた曲は「エクスタシー・オブ・ゴールド」。わかる人にはわかるだろう。メタリカのテーマ曲だ。憎たらしいほど、いちいち“わかっている”演出なのだ。
2013年7月4日発売ヘドバン(vol.1)掲載ライブレポ
このツアーの意味や背景についてKOBAMETALが語っています。
KOBAMETAL サマソニ主催者のクリエティブマンからは、メタリカがヘッドライナーに決まった時点でぜひ出てほしいと言われていました。それならば本格的な準備をしようということで、今年5月のツアーから、生バンドの演奏に合わせてメンバーが歌って踊ることに挑戦しました。オケにはオケの良さもあるので、いまはどちらも正解だし、今後は使い分けていこうと思っています。ただ、僕自身がバンド畑で仕事をしていた人間でもあるので、ロックフェスに出るなら、本格的なメタル・バンドを従えて出たかった。
2013年10月2日発売 別冊カドカワDIRECT001より
ーーーまずは五月革命から聞いていきたいのですが・・・五月革命のときにメタリカをオマージュするというはいつ頃からアイデアがあったのですか?
KOBAMETAL アイデアはサマソニの話しを頂いたときですね。春くらいからサマソニのヘッドライナーがメタリカだって話しを聞いて。で、クリエイティブマン(サマーソニックの主催プロモーター)の方から「メタリカと同じ日に出演して下さい」って話しがあって・・・「そうなんだ!」って感じだったんです(笑)2006年のサマソニでメタリカが『メタル・マスター』完全再現をやったときに僕もマリン・スタジアムのアリーナのとこで観てて。やっぱり嬉しいなとは思いましたね。
(中略)
ーーーメタリカ・オマージュも含めて、五月革命のアイデアはどんなふうに決めて行ったんですか?
KOBAMETAL 正に修行ですよね。サマソニって話しが出たときに、これはもうバンドだなっていう。
ーーー真っ先にバンドが浮かんだと。
KOBAMETAL そうですね。メタリカも出るし。だとしたら失礼のないようにっていうのも変ですけど・・・やっぱり、ロックフェスなので。
2013年11月20日発売 ヘドバンvol.2より
メタリカと同じ日にサマソニ出演となったことに運命的なものを感じたKOBAMETALはバンドセットで攻めることを決めた。
しかし、全編バンドセットを組むことは、様々な問題があった。
1 BABYMETALの曲は高度な演奏技術が求められること
2 演奏技術だけでなく、BABYMETALの世界観を楽しんで理解してやってくれる人材が必要
3 そのようなミュージシャンを探すこと
4 かつスケジュール調整が必要なこと
そしてなんといっても
5 これまでバンドセットは数曲しか経験していないメンバーが、バンドセットでのライブをこなせるのかという問題
KOBAMETAL それで、やっぱり全編バンドでやるなら修行しないといけないなと。でも、全編バンドでやるって凄い大変なんですよね。かなり難しい曲とかあったりするんで。
(中略)
そして本人たちですよね。メンバーも生バンドをバックに歌って踊るって相当不安だろうし…。カラオケだとリズムもピッチも狂わないけど、バンドさんだとグルーヴがあるので。人間がやっていることなんで、フレーズとか曲によって多少は波がありますし。それにメンバーが追いついて行くのが大変で・・・ダンスとかもそうだし、歌もそうだし。実際に楽器から出てる音を背中に背負って歌うっていうのは全然違うので。
2013年11月20日発売 ヘドバンvol.2より
ロックフェスに出るなら、本格的なメタル・バンドを従えて出たかった。大人でもハードなことを10代の3人がやるのは本当に大変だったけれど、僕らはサマソニを「天下一メタル武道会」にたとえて、その晴れの舞台に照準を合わせて修行していったんです。
2013年10月2日発売 別冊カドカワDIRECT001より
メンバーがついていくのはほんとにたいへんだった。
そのために必要な修行ツアーだったと。
一方でKOBAMETALはこんなことも述べています。
ーーーBABYMETALの三人が五月革命で最初にバンドとやったときの印象はどうだったんですか?
KOBAMETAL 凄い楽しそうでしたね。若いから変な先入観も無いし「こういうもんなんだな」ていう感じで、すんなりと対応しているところが若さ故の成せる技というか(笑)。
2013年11月20日発売 ヘドバンvol.2より
ーーー前ツアーは完全生バンドでしたが、(中略)すんなりできたんですか?
KOBAMETAL いろいろと調整はありましたが。ただメンバーは何の違和感もなく、スッと馴染みましたね。特にボーカルなんかはあんな爆音でやってたら普通負けちゃうんですけど、全然大丈夫でしたね。むしろ「いつもと違う!バンド凄い!」とか言って興奮してました(笑)。
2013年6月29日発売 ENTAME2013年8月号より
「いつもと違う!バンド凄い!」と言いながらベビメ大陸のノリでピョンピョン跳ねるすぅちゃんの姿が思い浮かびます(笑)
それにしても、「大変だった」と「楽しそうでした」という相反する状況。当の本人たちはどう感じていたのだろう。
YUIMETAL 五月革命のツアーしたときに、“がむしゃらに踊りだけをしたら駄目。全部全力でやり過ぎたら最後まで体力が持たない”って反省になって。そこから、ペース配分を自分たちで考えてライヴに挑もうって決めたんDEATH!
2013年11月20日発売 ヘドバンvol.2より
ーーー生バンドツアーを経てスキルアップしたことは?
SU-METAL ベビーメタルはいつも神様が降臨して全力でライブをやらさせてもらっているんですけど、このライブの中で、いっかいほんとに全力でやりすぎちゃって自分たちだけで盛り上がって疲れてしまったことがあったんですね。そのときにほんとに精いっぱい、力いっぱいだけでやっちゃうとなんにも見えなくなるんだなっと思って。正直疲れるだけでライブが終わってしまった日があって。
その時から、お客さんと一緒に盛りあがったりとか、みんなで楽しんだりしたいなという風に感じて。それから周りを見る余裕というか、「皆さん一緒に盛り上がってください」というような余裕がでてきたかなという風に感じています。
2013年6月26日公開 Kawaii girl Japanコメントより
https://youtu.be/GWxjfmG0PLY
体力的にたいへんだったし、バックバンドに負けまいとがむしゃらに歌って踊って疲労困憊で終わってしまった日もあったんですね。
その反省を生かしつつ、BABYMETALは進化していく。
SU-METALはこんな不安を口にした。
「正直、ちょっと怖いかなって思う部分もありました。自分の体力的な部分でもあり、神バンドに負けないようにっていう気持ちの部分でもあり」。しかし、その一方で「でも、それでもやっぱり楽しめたっていうのが大きかったですけど」と付け足した。
2013年5月30日発売 ENTAME 2013年7月号より
これまでのBABYMETALのライブは、毎回セトリや構成も別物で、一回のライブに全てをかけるようなライブを行ってきた。「精いっぱい、力いっぱい」で臨むライブが当たり前だった。
しかし、このツアーで初めて、連日同じような構成のライブを全編生バンドで行うという初物づくしの経験をした。
まさに修行だった。
このような試練を、最後には「やっぱり楽し」んで乗り越えたBABYMETALはいよいよロックフェスに乗り込んでいく。
一週間後には、METROCKが控えていた。