2012年5月6日、さくら学院はライブ「さくら学院2012年度 転入式」を横浜赤レンガ倉庫にて開催しました。
2012年5月6日(日)さくら学院が初めて単独LIVEを行いました『横浜・赤レンガ倉庫3Fホール』にて、2012年度の幕開けとなるLIVE EVENTを下記の通り開催することが決定しました。
《日程》5月6日(日) 17:00 開場 / 17:30 開演
《会場》横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホール
《チケット料金》全席指定 ¥3,500- (税込)
http://www.sakuragakuin.jp/news/single.php?id=210
会場はさくら学院が初めて単独ライブを行った横浜赤レンガ倉庫。初めて卒業生を送り出したさくら学院には、初心に戻って再出発という意味も込められていたでしょう。
1. School days
この曲の出だしは合唱形式で始まるわけですが、これまで指揮者は生徒会長の武藤彩未が務めてきました。
舞台が暗転し、8名のメンバーが整列するのがおぼろげに見える。誰が指揮者を務めるのか注目を集めるなか、登場したのはなんと菊地最愛。
驚きのどよめきがあがったそうです。
曲が始まると、歴史的な出来事が起きました。(以下、「すぅ!」様より引用)
!!!!!
久しぶりに、彼女の気合の入った生歌が聞えてきました。
…。
嬉しかったなぁ。
ホント…(T_T)本公演は基本、ソロパートは生声大きめに調整してました。
2人でのユニゾンもほぼそうだったと思います。
http://d.hatena.ne.jp/crossroad_2010/20120509/1336489523
なんとこの日さくら学院は生歌で勝負してきた。
すぅ!様の書きぶりでは「被せ」っぽい書き方をしていますが、これはどうだったのか。この日のライブの模様は映像化されていないので確認が難しいのですが、一部はダイジェストで見ることができます。
この映像を見るに、、、これは、生歌と言って間違いないでしょう。
それまではずっと「被せ」でやってきたのですぅ!様も確信が持てなかったのかもしれません。
ついにさくら学院も生歌で勝負する日がやってきた・・・
一瞬感慨にふけりそうになりますが、これはある意味当然の帰結なのです。
3人の卒業生たちが抜けたあとの9人で歌うバージョンの音源はどこにも存在しないわけで。9人バージョンの音源を録音し直すのか?
さくら学院職員室は決断を迫られたでしょう。ですが、答えはそう難しいものではなかったかもしれません。レコーディングというものはとにかく手間がかかるものです。関わる人間の数は膨大。一つのライブのためだけにそんなことをしている時間も予算もなかったでしょう。
答えは「とりあえずこのライブは生歌で行く」
しかし、どちらかというと後ろ向きの理由で始まった生歌路線は、以降も続きます。ケガの功名というべきなのか瓢箪から駒というべきか上手い表現は見つかりませんが、さくら学院の生歌は意外に、いや、とてつもなくよかったのです。
いよいよ中元すず香の時代がやってきました。
2. Hello ! IVY
これまで武藤彩未中心の武藤彩未の見せ場がつまったような曲。冒頭の「Hello!IVY!!」中盤の「ど~お~し~たの♪」武藤の見せ場というべき部分は中元すず香が引き継ぎました。
3. FLY AWAY
この日ここでしか見れない9人でのフォーメーション
4. チャイム
5. よくばりフィーユ/クッキング部 ミニパティ
6. めだかの兄妹/帰宅部 sleepiece
7. 走れ正直者/帰宅部 sleepiece
8. いいね!/重音部 BABYMETAL
9. イジメ、ダメ、ゼッタイ/重音部 BABYMETAL
重音部はいつものように「Ameno」&フード付きマントで登場。
そして・・・
今回は重音部も生声大きめでやってくれました。
すぅチャン、かなり気合い入ってたなぁ。。
http://d.hatena.ne.jp/crossroad_2010/20120512/1336831402
生歌で勝負したんでしょう。生歌だからこそ心が震える
落ちサビの感情の入れ方なんて涙が出そうに
なりました。ほんと。。
http://d.hatena.ne.jp/crossroad_2010/20120512/1336831402
ちなみに某巨大掲示板の書き込みを見ると
362 : 名無しさんのみボーナストラック収録 投稿日:2012/05/07(月) 01:39:35.43
今日はベビメタやるとは思わなかったんで嬉しい誤算。しかも2曲だ!363 : 名無しさんのみボーナストラック収録[] 投稿日:2012/05/07(月) 04:27:53.05
しかも2曲とも生歌という!
次のライブも生歌キボン
http://www.logsoku.com/r/2ch.net/hrhm/1331407686/
ついにBABYMETALも生歌に・・・
いよいよ中元すず香の時代がやってきました。(2回目)
寸劇&転入生発表
森先生とともに寸劇を披露したのち、転入生紹介。
さっそく背比べ対決が行われ、小学6年生の杉本愛莉鈴が最高という結果にどよめきが起こるとともに、水野由結と大賀咲希の対決でゆいちゃんが負け、父兄からは一斉にため息が起こったとのこと。ゆいちゃん。
10. ベリシュビッッ
ここから転入生たちも加わり12人体制での曲が始まります。
12人体制でのベリシュビッッ。美しいフォーメーションは健在。
武藤&中元のダブルセンターは、中元&堀内へ
11. message
ここでアンコールに。
スクリーンには「さくら学院生徒総会」の文字が。
森先生から(サプライズ企画として)生徒会長の発表を行うとの趣旨説明がなされ倉本校長が登場。生徒会長の選出は、「メンバー、教員全員の投票で選んだ結果」という驚きの説明のあと発表されたのは・・・
会場は「そりゃそうだろう」ということで特に驚きもなく受け止められたわけですが、本人たちがそうではなかったのは前回記事を見ていただければおわかりのとおり。
※2012年度「さくら学院」生徒総会
あれ…ガチなんですよ←校長のマネ(笑)
メンバーに配られたセットリストには
名前をよばれたら元気よく返事をして前に出る ←これだけ!
前日に先生から「まだ誰になるか決まってないから全員あいさつできるように!」って…
田口華学院日誌より http://ameblo.jp/sakuragakuin/entry-11251310268.html
「ねえ皆さんこれってないでしょ?」という田口の心の声が聞こえてきそう。
若干、目を赤くしてた気がします。
http://d.hatena.ne.jp/crossroad_2010/20120515/1337077818
こうして中元すず香は無事に生徒会長に選ばれました。
会場を驚かせたのは次の発表。
新しく副会長、副副会長のポジションが設けられ、副会長に堀内まり菜、副副会長に飯田來麗が選出されたのです。
このこと(副会長、副副会長というポストができること)を本人たちは知っていたのかどうか。
出典:http://www.kawaii-girl.jp/feature/16990
中元すず香は生徒会長としての初仕事で驚愕のスピーチをします。
初めて卒業生を送り出してみんな不安な中、話しあったりお互いにメールしあったりして、今やっと歩み出せたような気がしています。今年のさくら学院にはみんなの力が必要です。どうか私に力を貸してください。
そして、みなさんにお願いがあります。私は卒業式で卒業生とみなさんに二つのことを約束しました。一つ目はさくら学院の伝統を守りつつ、新たなさくら学院を作っていくこと。そして二つ目は、みんなが誇れるさくら学院であること。この二つを目標に頑張っていきます。これからもずっとさくら学院が続くように応援してください。
http://www.kawaii-girl.jp/feature/16990アーカイブより引用
あまりの立派なあいさつに会場の拍手は鳴りやまなかった。
堂々たるすぅちゃんのスピーチには倉本美津留も驚愕するほど。
いつまでも鳴り止まない拍手が送られていた。
http://blog.livedoor.jp/k_sfv8540/archives/1624397.html
しかし、その陰ではこんなことが・・・
ねねどんが気になってずっと見ていた。
すず香の素晴らしい就任あいさつ。ねねどん泣いてた。前列にいたりのんが振り返って泣いているねねどんにびっくりしてすぐに前に向き直した。
何の涙だったんだろう。
たしかにすず香のあいさつは、涙が出るほどさくら学院に対する愛に溢れていたから感動したのかもしれない。
僕には悔しくて泣いているように見えた。次の曲でも序盤は少し泣いてたし。
最後の一人ずつのあいさつ。いつも通りかそれ以上に明るいねねどんの姿がなんともいえなかった…。
http://ameblo.jp/takamina/entry-11245055482.html
そんなすぅちゃんの姿を見て、改めて卒業生が
いなくなったことや、新しいスタートという事で
感傷的になったのか、ねねどんは涙が止まらず。
どうしていいかわからず後ろを向いたりして誤魔化す。
その姿に気付き、日向が優しく肩に手を置いてあげたり。
ただもしかしたらねねどんは自分が選ばれなかったことへの
悔し涙を流していたのかもしれない。
http://blog.livedoor.jp/k_sfv8540/archives/1624397.html
ねねどんの涙の意味はねねどんにしかわからない。誰もわからない。のだが、
前回記事を読んでいただければおおよその想像はつくかもしれません。
生徒会長に選ばれるかもと職員室からあおられ、そそのかされ、心をもてあそばされた若干13歳の少女にとってこの1か月はきついものだったでしょう。
精一杯頑張ってきたのに生徒会長はおろか副会長にも副副会長にも選ばれず。目の前にはスポットライトを浴びる3人が。
そして中元すず香のあいさつには心から感動しただろう。「みんなの力が必要です。どうか私に力を貸してください。」という言葉は胸に響いただろう。
悔しさと感動が入り混じり感情が大きく揺さぶられ。ということだったかしれません。それにしても同じ境遇の佐藤日向ちゃんがねねどんの肩に手を置き。。。
この1か月は中元すず香にとって辛いものでしたが、中2の4人にとっても辛いものだったことでしょう。
EN01. FRIENDS
ここでFRIENDSかよ!そうですかあ。ここでですかあ。
FRIENDSはペアを組んで曲が進むわけですが、中元すず香の新しいペアは堀内まり菜となりました。
EN02. 夢に向かって
出典:http://www.kawaii-girl.jp/feature/16990
出典:http://www.kawaii-girl.jp/feature/16990
最後は堀内まり菜が「以上、さくら学院でした!」と締め、波乱万丈の転入式は終わりました。
こうして新体制は、楽曲面からもグループ運営面からも、中元&堀内体制で行くことが明らかになりました。
イケメンに抱かれるまり菜
一本気な男前のすぅさんに全幅の信頼を置き、明るく元気に盛り立てながら細かいところをさりげなくフォローするまり菜さん。2人の関係を、夫婦のようだったと評するかたもいます。
中2の4人は「生徒会長になれるかも」とあおられて一生懸命やってきたわけですが、その実は、唯一の最上級生中元すず香を補佐すべき副会長の座を争わさせられていたのかもしれません。